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ホリスティックウェルネス スタッフ高井貴容ブログ

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先日、川嶋みどり先生の講座を開催いたしました。

川嶋みどり先生は、日本看護教育界の第一人者であり、日本のナイチンゲールとも称される先生です。(現在86歳と11ヶ月)

自然治癒力をつくり高める生活習慣の1つである‘寝る姿勢’(特にうつぶせ寝)、看護などについてお話をお聞きしました。

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●「うつぶせ寝(腹臥位)」のメリット
〈気道系〉呼吸が楽になる。(腹式呼吸がしやすくなる)
舌根沈下の改善(睡眠時無呼吸改善、イビキの予防)、
誤嚥防止 (気道内の流れがスムーズ⇒痰が排出されやすい)
※気道が拡がって空気の通りがよくなり、体に酸素を十分に送ることができる。
〈皮膚〉褥瘡予防 (床ずれ防止)
〈筋・骨格系〉関節拘縮緩和、腰痛・肩凝り緩和 (筋肉の緊張状態がほぐれる)
〈自律神経系〉自律神経が整う
〈循環系〉静脈環流量への影響
〈泌尿器系〉残尿、尿路感染の軽減
〈消化器系〉胃内停滞時間短縮、宿便改善
 
「うつぶせ寝」と言っても、横向きも半うつぶせ寝。
椅子に座りながらもクッションを机に置き頭部を前に倒すのもうつぶせ寝。
抱き枕を使ったり、足を軽く曲げたりするとよりリラックスして寝れますね。
遅い夕食後、胃もたれのある場合、右側を下にするのもいいそうですよ。
風邪で咳が出る時なども、おすすめだそうです。
こんなにメリットがあるんですね。

一方、「うつぶせ寝」反対派の方の意見や注意事項もお聞きしました。

しかし、実際の医療現場で多くの患者さんに実施してもらった症状の改善事例が数多くあるんですよ。
誰もが簡単に取り入れられる「うつぶせ寝」を自宅でも是非意識して取り入れてみませんか。

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●看護
ナイチンゲールの看護覚書の言葉がとても印象に残りました。

「薬を与えたことは何かをしたことであり、 新鮮な空気や暖かさや清潔さを与えること(看護をすること)は、何もしていないことである」 という確信が何と根強く行きわたっていることであろうか。」


「優れた看護の、目に見えない成果こそ生活の質に貢献することを評価すべきなのに、
現代診療報酬は、看護の怠慢(たとえば、うつぶせ寝への体位変換をしないなど)によって起こり得る症状(高齢者の肺炎、長期臥床者の床ずれなど)には支払われるという矛盾がある。」と川嶋先生は問題提起されていました。

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看護ひと筋に歩まれてきた川嶋みどり先生、
人間誰もが持つ自然に治る力を引き出すこと、これこそが看護の営みの原点なのだと言われました。 美味しく食べて、気持ちよく清潔に過ごし、ぐっすり眠れるように・・・。
お湯とタオルさえあれば、看護はできる。
 
川嶋先生は、看護の現場から離れられた後も看護教育に携わり、東日本大震災のボランティアを有志の看護師さんと共に今も行われているそうです。

人の命、人生にこんなにも真摯に力強く寄り添ってくれる看護師さんが存在することに感動しました!

投稿者:高井貴容  更新日:2018年4月11日


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寺澤早苗先生の講座「春の養生法」の報告です。
‘講座’というより、‘集い’という感じでしたね。

寺澤先生は、皇室専属医、厚生労働省かかりつけ医という任務を遂行されています。
83歳の現役女医でいらっしゃいます。

患者さんのことをしっかりと観て、ひとりひとりお話されることを大切にされているんですよね。
講座でも、万遍なくひとりひとりに声をかけて下さり、食生活や体調についてアドバイスをいただきました。

いつも持ち歩くお水(浄水)には、野草を入れていらっしゃいます。
殺菌の役割をしてもらうためだそうです。
今回は、ローズマリーが入っていました。

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手術や薬をなるべく避けて、食生活を整えるお話がメイン。
寺澤先生が、いつも意識して食べられている青菜等をいっぱい持ってきていただき、そこからお話が広がりました。
「からし菜」や「わさび菜」は、感染予防にいいそうですよ。

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この日の先生から皆さんへのプレゼントは、❤高麗人参ドリンク入りのお赤飯❤。黄色いのは、ショウガです。
大きくてふっくらした小豆に、柔らかなご飯。もりもりいただきました。
夜中3時に作って下さったそうで、感謝感激!!!
先生自ら、参加者の分を盛り付けてくださいました。なんて、贅沢な・・・。

100歳を超えたお父様は、今でも自転車で往診に行かれるそうです。
「私は、まだまだ、ひよっ子よ!」なんて言われてました。

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みんなで、脳活性の体操なんかもしました。
今回の参加者様は、いつもより少し平均年齢高め。

人生の先輩である寺澤先生は、いつも元気ハツラツ、お肌ツヤツヤ、ユーモアたっぷり!
最後には、ハグ&キス?!までしていただきました。
ありがとうございました。

 

投稿者:高井貴容  更新日:2018年3月19日


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映画『一陽来復 Life Goes』は、
東日本大震災の直撃を受けた人々が辿ってきた軌跡を描いたドキュメンタリー映画。

皆さん事実を受け止め、悲しみを背負いつつも、
自ら暮らすべき土地に根を下し生活を築きあげてきています。
風景が変わり、暮らしが変わり、いま笑顔が!
東北の人だから耐えてこられたような、東北の人だから静かに力強くコツコツと歩んでこられたのではないかとさえ、感じられました。
与えられた命を生きる!与えられた環境で生きる!そんな姿に感動しました。
映画終了後、挨拶をされたのは女性の監督でした。
挨拶の時には、涙を流されたことがないという監督もこの日は、涙・・・。
思いやりに満ちた気持ちでカメラを向けられてきたのが映像からもお話からも、よくわかりました。
映画が完成した今でも、現地の方々に連絡をとられているようです。

2018年3月11日、東日本大震災の発生から7年を迎え全国各地で追悼行事が行われていましたね。

直近の報道によると、
岩手、宮城、福島の3県を中心に、
死者は1万5895人、行方不明者は2539人。
津波や東京電力福島第1原発事故により避難生活を送る人は、
全国でなお約7万3千人に上るそうです。(ピーク時は約47万人)
まだまだ課題は山積みですね。

3月11日だけこのことを思い出すのではなく、折に触れ、せめて心の中でだけでもエールを送りたいと思います。
当たり前のような日常に感謝したい気持ちです。


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この映画は、これから各地で上映されるようです。

一陽来復(いちようらいふく):冬が去り、春が来ること。悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。
映画『一陽来復 Life Goes』公式サイト
http://lifegoeson-movie.com/

投稿者:高井貴容  更新日:2018年3月12日


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