2018年3月11日に観た映画
映画『一陽来復 Life Goes』は、
東日本大震災の直撃を受けた人々が辿ってきた軌跡を描いたドキュメンタリー映画。
皆さん事実を受け止め、悲しみを背負いつつも、
自ら暮らすべき土地に根を下し生活を築きあげてきています。
風景が変わり、暮らしが変わり、いま笑顔が!
東北の人だから耐えてこられたような、東北の人だから静かに力強くコツコツと歩んでこられたのではないかとさえ、感じられました。
与えられた命を生きる!与えられた環境で生きる!そんな姿に感動しました。
映画終了後、挨拶をされたのは女性の監督でした。
挨拶の時には、涙を流されたことがないという監督もこの日は、涙・・・。
思いやりに満ちた気持ちでカメラを向けられてきたのが映像からもお話からも、よくわかりました。
映画が完成した今でも、現地の方々に連絡をとられているようです。
2018年3月11日、東日本大震災の発生から7年を迎え全国各地で追悼行事が行われていましたね。
直近の報道によると、
岩手、宮城、福島の3県を中心に、
死者は1万5895人、行方不明者は2539人。
津波や東京電力福島第1原発事故により避難生活を送る人は、
全国でなお約7万3千人に上るそうです。(ピーク時は約47万人)
まだまだ課題は山積みですね。
3月11日だけこのことを思い出すのではなく、折に触れ、せめて心の中でだけでもエールを送りたいと思います。
当たり前のような日常に感謝したい気持ちです。
この映画は、これから各地で上映されるようです。
※一陽来復(いちようらいふく):冬が去り、春が来ること。悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。
映画『一陽来復 Life Goes』公式サイト
http://lifegoeson-movie.com/
投稿者:高井貴容 更新日:2018年3月12日