講座報告「ぼけずに脳を使い切って生きるにはどうすればいいのか」
12月最初の講座は、脳外科医・篠浦伸禎先生。
覚醒下手術では、世界的トップクラスの先生。
覚醒下という名のとおり、患者さんの意識がある状態で脳を開けて手術をされるのです。
映像を見せてもらいました。
なんと、脳の手術中に患者さんが両手を挙げて指を動かしているではないですか!!!
もう、びっくり仰天。
このように患者さんの動きを確認しながら手術をすることで、後遺症を最小限にとどめることが可能になるそうです。
今回は「覚醒下手術」のお話だけではなく、‘脳と健康’全般についてもたくさんお話をお聞きしました。
・脳と認知症
・脳とストレス
・脳と瞑想
・脳の血流の重要性
・脳と体幹
・脳とココロ
・脳と歴史上の人物
・脳と日本人精神
・脳と夫婦の関係
・脳とホルミシス
・脳と食 等。
あまり聞きなれない「帯状回」という脳の部分について取り上げられました。
ここが、司令塔として重要な部分とのこと。ストレスを受けるとダメージを受け、それが足に現れやすいというお話でした。
過去に、病気ではなく強いストレスを受けたため歩行困難になったという40代の女性にお会いしたことがあります。
そんなことがあり得るのかな?とその時は信じられませんでした。でも、篠浦先生のお話を聞いて理解できました。
ストレスは、こんなにも体にダメージを与えるんですね。
「ぼけずに脳を使い切って生きるにはどうすればいいのか」
・脳のレベルアップのためには、日本精神が大切。(詳しくは、先生の本をご覧ください。)
・ストレスをうまく回避すること。(魂のレベルが高いひとは、ストレスを感じない。)
・精神的にサボっている人は、退化しやすい→努力すること。魂を磨くこと。
・脳全体を使うこと。
・血流をよくすること。
・瞑想も効果的。
・フィトケミカルを多く摂取し、体作りをすること。
※フィトケミカルとは、植物に含まれる化学成分。
色・香り・苦み・辛みなどの成分で、ポリフェノールをはじめ、体内で抗酸化物質として作用するものが多い。
・体幹を鍛えること。
・足裏に刺激を与えること。
篠浦先生は体幹を鍛えるために定期的に空手をされたり、簡単な体操(真向法)や足裏刺激をされているそうです。
食については、フィトケミカルに注目されていました。
もちろん、ご自身もフィトケミカルをしっかり摂取されているとのこと。
篠浦先生は、西洋医学のお医者様として手術をされるだけでなく、
手術後の患者さんのケアについても親身に助言されたり、
「篠浦塾」というものを開催されており病院外でも活動されています。
本を何冊も執筆されているので、これからまた読ませていただこうと思います。
投稿者:高井貴容 更新日:2017年12月8日