講座報告「サトケンさんの‘重ね煮’料理教室」
昨日は、ホリスティックウェルネスでは珍しいお料理教室。
職場には、調理器具がそろっていないため、
この日のために「カセットコンロ」「フライ返し」を購入。
その他の物は、スタッフが自宅から持って来たり、1階のVeganic to goさんにお借りしました。
そして、包丁は前日に包丁研ぎの店舗に持ちこんで、研いでもらいました。
■「重ね煮」とは━
食材の陰陽の性質を考え、一つの鍋の中で重ねて調理するお料理です。
一つの鍋の中で食材を調和させると、ダシいらずの料理が出来上がるんですよ。
大雑把に説明しますと、
下に向かって成長するもの陽性。根菜類など。
上に成長するものが陰性。きのこ、果菜類など。
お鍋の下の方に陰性のものを入れ、上の方に陽性のものを入れます。
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鍋の上層 ↓根菜
| いも類
| 葉菜
| 果菜
鍋の下層 ↑きのこ・海藻
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1つの鍋の中でこうして陰陽を対流させると、素材の味が引き出される上に調和が生まれるんですねぇ~。
お鍋の中で、食材の陰性、陽性のエネルギーが対流します。
鍋の中は、まるで小宇宙。
宇宙の法則は、奥が深いけれどもシンプル。
サトケンさんがみんなに呼びかけている‘本来の自分に戻る’ということ、
「重ね煮」を丁寧に作ることによって、そして食べることによって実現に近づいていくんじゃないでしょうか。
自分の中に調和を取り戻す!
【今回のメニュー】
1種類の重ね煮から4種類のお料理を作りました。
・そばサラダ
・ポテトサラダ
・豆腐ハンバーグ
・みそ汁
そしてご飯は、発芽玄米と醗酵発芽玄米ご飯。
みんなで材料を切るところから・・・。
あらら、うちのボスは人参の千切りが棒切りになってました~。やり直し~。
切ったお野菜はに塩を振り、鍋でじっくり熱を入れました。
お塩だけの味付けなのに、甘い「重ね煮」の出来上がり!
お鍋の中の小宇宙、そのままカラダに取り入れて、カラダも心ココロもご満悦!
(あら、この写真サトケンさんが不在? 皆さん、着席が早かった~。いただきます!は、ちゃんとみんなでしましたよ。)
ひとり暮らしだというおじいちゃんも参加。
とっても気に入られたようで、サトケンさんにいろいろ質問されていました。
そして若い女性も、帰ってからすぐに作ってみます!とのこと。
それにしても、どうして家庭科でこれを取り入れてないんだろう?と不思議。
私と「重ね煮」の出会いは、15年程前に読んだ書籍『わらのごはん』。
著者は、サトケンさんの師匠。
自分でも持っていますが、本を購入してプレゼントしたことがあるのは唯一この本のみです。
しかも、この本の発行とは違う出版社の役員の方に。
それくらい感動しました。
最近、「重ね煮」とは少し離れていましたが、これを機に復活させたいと思います。
投稿者:高井貴容 更新日:2017年12月11日