介護する人、される人
以前は、介護されている人の話などを聞くと、大変だな、お疲れなんだな、と感じながら聞いていたのですが、わが家にもその苦労が・・・。
父が自分でお風呂に入れなくなったのは2月頃なのですが、専門の人に頼むのを父が嫌がるので、今のところ体を拭いている状態です。その気持ちが、少しでもよくなろうとする意識につながるといいのですが・・・。病院や施設に入れば、若干なりとも家族の負担は楽になるかも知れませんが、状態が良くなるかどうかも定かではなく、父が希望するとおり家で面倒を看ています。
自分の家ながら、離れて暮らしている私は、たまに帰ってもいろいろと勝手がわからず、ほんのちょっと手伝いをするだけです。
この連休に帰省してみると、母も体調を崩し寝込んでしまい、同居している妹に全てがのしかかってきていました。
食事のメニューや作る主体は妹に任せ、私は野菜を切ったり食器を洗ったりするのを手伝うのみ。
今回は、背中や腰が痛むという父親用に、精油入りのオイルを持って帰り、マッサージをしました。昔、アロマトリートメントの施術経験があったので、その要領でなんとかやってみました。
効き目があったのかどうかはわかりませんが、やっている間は「気持ちがいい!」というので、とりあえず、ひと安心。
以前、寝室に化学成分の多い芳香剤が置いてあるのを目にし、これは大変だ!と思いました。なにしろそれは、室内に噴霧されると苦しくて室内にいられなくなると化学物質過敏症の人から聞いたことがあった商品なのです。今回は、ユーカリの芳香蒸留水を持って帰りました。こんな時、殺菌や芳香の役割があるアロマは役立ちますね。
妹は、なかなか髪をかまっている時間がないというので、「ヘナパック」をしてみました。
時間を見つけて、外食もできました。
父は3月に帰省した時よりは、少し食欲がでており、座っている時間もちょっと長くなりました。
東京に戻ってきてから連絡すると、母もかなり回復したようでした。
仕事では、アルファースリーム介護用品のレンタルや介護保険適用の手続きをすることもあり、いろいろと考えさせられます。
介護する人や、される人が少しでも楽になれるよう、選択肢の一つにしていただければ幸いです。
介護する人もされる人も、各々の立場や気持ちを理解してくれる人が必要だし、なにより気分転換が大切だと感じます。
投稿者:高井貴容 更新日:2014年5月8日