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アントロポゾフィー医学


















「アントロポゾフィー医学」は、約100年前にシュタイナーとイタ・ベークマンによって創設された医学。

100周年を記念してZoom講座が開催され、多くの治療家の皆様の話を聞くことができました。
ここでは詳しく書ききれませんが、治療にあたる方々は、皆、共通した人間観をベースに患者さんに最適なケアを選択され温かく施されているのがお話から画面から伝わってきました。

 
アントロポゾフィー医学は、現代医学を基礎としながらも、体だけでなく、精神、魂の働きまでに拡大した視野で医学を考えています。「人間性の回復と発展」が目指すところです。ホリスティックな見方ですね。

その人間観とは━
人間を肉体(物質泰)のレベル、生命体(エーテル体)のレベル、感情体(魂体・アストラル体)のレベル、自我という4つの構成要素からできていると考えます。
人体の3つの機能━
人体を頭部(神経感覚系)、胸部(リズム系・呼吸循環系)、腹部・四肢(代謝・四肢系)という3つに分け、各機能の働きが良好かどうかを診ます。

それぞれの働きのバランスが崩れると、病気になると考えます。

その治療とは━
医師・薬剤師による薬の処方が独特です。がん患者には、ヤドリギ製剤等。
そして、看護師によるケアも独特。ヤロウというハーブの温湿布とか、リズミカルアインライブングというオイルトリートメントが代表的です。
最大の特徴は、治療に芸術療法があることかと思います。オイリュトミー、絵画造形療法、音楽療法など。

 
病気でなくとも健康を維持するためのケアとしても有効なんですよね。
私も、今までにいくつかのものを体験しました。

 










●リズミカルアインライブング●
自分に合ったオイルを使用して皮膚に圧をかけないで流れるようにトリートメントしてもらった後は、身体全体をシーツで包んでもらい30分程静かに横たわります。
かつて、アロマトリートメントをクライアント様に施した経験がある私としては、どう違いがあるのだろう?という興味もあり受けてみました。
当時の私は、クライアントさんがリフレッシュできますようにというような気持で取り組んでいたのですが、この時の看護師さんは、私の身体を癒すとともに、自分自身を取り戻すことができますようにという気持ちを込めて施術してくだったように感じました。最後のシーツに包まれた30分もとても豊かな時間でした。
写真は、横浜の「すみれが丘ひだまりクリニック」のセラピールーム。

 
 













●オイリュトミー●
心身に調和をもたらす運動芸術療法で、社会芸術・治療・教育の分野などで実施されています。
母音や子音の動きを繰り返し行うことで、血液循環や呼吸、代謝の働き、更には心や精神の状態を整えていくというセオリーのもと考案されたものです。つまり、オイリュトミーをすることで生命力や自己治癒力を高めることに繋がるわけですね。
これを体験する前に、母音と子音の動きをして生命力が高まるってどういうこと? と不思議に思っていましたし、正直、なんかつまらないんじゃないのかな?  と思っていました。しかし、本格的に体験する機会が何回かあり、納得!
母音、子音~云々という説明にとらわれすぎていた自分に気づきました。
音や言葉を心身に落とし込むと、躍動感を感じたんですよね。これが ‘生命力が高まる’ というものかっ!という感じでした。
写真は、那須の奏身舎で体験した時の風景です。













●絵画造形療法●
写真は、‘ぬらし絵’ です。
画用紙を濡らしてその上に絵具で描きます。
青・黄・赤の絵具を使って描きます。私、絵画は苦手(笑)
しかし、3色を使って、先生の指導のもと、あまり制限なく描いたので、気がラクでした。
1回だけしかトライしてませんが、このようなことを継続することによって治療になるなんて、深い世界です。
写真は、那須の奏身舎で体験した時の風景です。













●音楽療法●
音楽療法でよく使われる楽器が「ライアー」という弦楽器です。
その他、打楽器やリコーダーなども使われるそうです。
ホリスティックウェルネスでも、数年前のイベントでリラコスモスさんにお越しいただき、ライアー演奏をしていただきました。。
写真は、イベント前に横浜で初めてリラコスモスさんのデュエット演奏をお聴きした時のものです。

 
うまく表現できませんが、私が体感した看護ケアや芸術療法はどれも魂に響くような体感がありました。
日本では、受けられるところがまだまだ少ないのですが、広まってほしいものです。
芸術療法を心身のウェルネスのために、今後も体感していきたいと思います。

投稿者:高井貴容  更新日:2021年12月17日

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