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睡眠前の照明(有機ELと LEDの比較)による体温、エネルギー代謝の違い

       筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構WEBより転載


 
 
 
 
 












照明の違いにより、睡眠がどのように変わるかを共同研究した結果が発表されました。(2021年6月)

【研究代表者】
城戸淳二 教授 (山形大学 大学院有機材料システム研究科担当)
徳山薫平 教授 (筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)

 
【被験者】
25~26歳の健常男性10人

【研究内容 】
<1,000ルクスの明るさのLED光> と <1,000ルクスの明るさの有機EL光>を
午後8時~午前0時までの4時間、座った姿勢で目の高さから当てた。
その後、午前7時まで睡眠をとってもらい、睡眠中のエネルギー代謝と体温を測定した。
被験者の尿をすべて採取し、メラトニン代謝物の濃度を測定した。
※対照条件として、<10ルクス以下の薄明かり> を同様に当てた。

【研究結果】
<有機EL光>を浴びた被験者は、<LED光>を浴びた被験者と比べて、
入眠後の深部体温とエネルギー消費量が上がり、
その間の脂質酸化量が上がっている(燃焼している)ことがわかった。
<有機EL光>の方が、より自然に近い、質の高い睡眠がとれることを示唆している。


睡眠中の脂質酸化(脂質の燃焼)は、夜間のメラトニン分泌と相関していた。
光照射が夜間のメラトニン分泌に影響し、睡眠時の体温とエネルギー代謝に関与していることが示唆された。

<10ルクス以下の薄明かり>を当てた場合は、就寝前の体温の低下(放熱)が早く始まった。
→睡眠導入が早い。体内時計が正常に働きやすい。

城戸教授━
質の高い睡眠のためには、寝室の照明は明るくし過ぎないようにし、
LEDを使うにしても、(オレンジ系の)電球色を選んだ方が良い。
寝室で使える有機EL照明器具が、近く製品化できる見通しである。



[参照] ●睡眠の質、寝室の照明が左右 「LEDよりも有機EL」:朝日新聞デジタル (asahi.com)
●睡眠前の照明環境が睡眠時の体温とエネルギー代謝に影響を及ぼす | ニュース・広報 | IIIS 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 (tsukuba.ac.jp)

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ここまで知ると、「有機EL」って、どんな照明って思いますよね。
LEDに比べると、ブルーライト(青色光)が少なく、面全体が発光するため、
まぶしさ(輝度)が低い照明のようです。
価格を調べてみたのですが、今のところ何万単位で、なかなか手が出せません。

半年前、自分自身が寝室の枕元照明を購入するのに、さんざん探し回って購入したのが、
オレンジ光のLEDでした。
今のところは、お値段的にこれが妥当ですね。
「有機EL」がお手頃価格になったら、使ってみたいものです。

投稿者:高井貴容  更新日:2021年7月14日

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