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映画『もったいないキッチン』



 
 
 
 
 
 
 





先週、映画『もったいないキッチン』を観てきました。

タイトルからすると、家庭の台所やお店で余剰になった食材を廃棄することをテーマにしているだけの映画に思われますが、もっと俯瞰的な視点が盛り込まれていました。

オーストリアからやってきた食材救出人であり映画監督の・ダーヴィド・グロスが日本を巡り、食材を初め物を無駄にしない“もったいない”精神で、様々なことを体験し提案するといったストーリーです。


日本のフードロスは、実は世界トップクラス。
その量毎年643万トンで、国民一人あたり毎日おにぎり1個分。
一家庭当たり年間6万円のまだ食べられる食べ物が捨てられていとのこと。


 
まず、映し出されたのは、廃棄処分の食材が運ばれていく工場。
廃棄食材を加工して、豚のエサにするそうです。
コンビニを代表して、ローソンの様子も。
コンビニの廃棄量は、かなり多いようです。よくぞ、取材に応対されました!

 
プラスチック問題にも視点を当てて・・・。
出来合いのものを購入すれば、プラスチックの容器に入っていて、その中に各調味料が更に小袋に入っていて、それらすべてを廃棄することになります。

 
ネギ坊主まで使いきる東北のシェフの登場には驚き!
大阪では、ホームレスの人を招いて、出張料理人が芸術作品のような料理を作って皆で食べるシーンがあり、感動ものでした。
自然発生する水蒸気(湯気)で食材を蒸し、美味しいお料理に変身させる女性たちの業にもアッパレ!

 
栽培しなくても自然の中にも食材はいっぱいあるということで、
野草生活で有名な若杉ばあちゃんも登場。
そして、なんと昆虫食を研究・普及している青年も登場。これにはビックリ!

九州のある地域では、家庭の生ゴミをコンポストに回し、それで栽培した野菜をまた家庭に配布するといった循環システムができていました。
一家庭ではなく、地域で行っているというのが、また素晴らしい!

 
最後に登場したのが、埼玉県比企郡小川町の有機農業を営む人々。

 
食べ物を大切にすることは、
人を大切にすること、
生き物のイノチを大切にすること、
そして地球も大切にすること
に繋がるのだと切に感じました。
 
フードロスの実態を知り、私たちの生活そのもの、そして物に向き合う心を感じてみること、大切ですね。
 
映画『もったいないキッチン』
https://www.mottainai-kitchen.net/
 
以前にも、ダーヴッド・グロス監督の映画を観ましたよ。
映画『0円キッチン』
http://blog.holistic-wellness.jp/takai/4759.html
 
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おまけの写真。
今回、映画に登場してきた若杉ばあちゃんは、藍染の服を何度も染め直して着続けてるとの事。
食べ物も洋服も大切にされてます。
2年前に、お会いした時の写真です。

 
 

投稿者:高井貴容  更新日:2020年8月18日

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