「使用済切手」とチャリティー映画会「父と暮せば」
たまに郵便局に行くと、様々な記念切手が売られているのを目にします。
2か月程前に「東日本大震災寄付金付 切手」を購入しました。1枚80円分の切手を20円分を寄付として、100円で購入するというものです。1シートで購入。
こんな形ではありますが、少しでも、被災したみなさんの足しになればと思います。積み重なれば、きっと大きな金額になることを期待して・・・。
皆さんは切手を購入されることはありますか?
最近は、書類のやり取りはメール便が主流で、切手を貼って書面を送ることが少なくなりましたね。
私が社会人になって初めてついた職種は、営業職でした。お客様に手紙を出す際、必ず記念切手を貼っていました。記念切手といっても寄付金の付いていないものの方が多く、定番の切手と同額で購入できるのです。どうせ購入するなら、どうせ使うなら、ちょっとハッとする切手が楽しいと思って、購入していました。
私の場合、収集する趣味ではなく、使うのが趣味でした。お客さんの顔を思い浮かべ、赤ちゃんのいる人だったらかわいらしい絵柄、自然の好きな人だったら自然や生物の切手、スポーツ好きの人だったら体を動かしているような写真が掲載されている切手、古風な人だったら和風の切手等、自分でも楽しみながら、手紙を送っていました。
ある日、お客様が切手の話題をして下さいました。「いろんな切手を貼って送ってくれてありがとう。いつも、楽しみにしています。」
ほんのちょっとしたことですが、そんな気持ちが相手に伝わるものですね。
ところで、「使用済切手」に価値があるってこと、ご存知ですか?
(記念切手でなくても大丈夫です。)
これは高校時代に「JRC(青少年赤十字)」に属していて知ったことですが、使用済切手を収集しているコレクターがいて、購入してくれるのです。それを社会福祉事業に寄付をするというルートがあるのです。主に発展途上国の医療や教育に使われることが多いようです。
http://volunteer.yahoo.co.jp/feature/collect/collect03.html
来週9月16日(金)15時からと19時から、この使用切手の収集活動をしている「公益社団法人 日本キリスト教海外医療協力会」の50周年記念チャリティー映画会が日本橋公会堂であります。
「父と暮らせば」という井上ひさし氏が描いた戯曲を映画化したものです。(出演:宮沢りえ、原田芳雄他。)
広島の原爆投下から3年、生き残った後ろめたさから幸せになることを拒否し、苦悩の日々を送る娘がこの世に舞い戻った父に励まされ、悲しみを乗り越え、未来に目をむけるまでの4日間の物語。
当日会場にて、「使用済切手」を受け付けているそうです。
弊社では、素粒水の口座振替用紙を返送していただいた時に、こちらで予め封書に貼っておいた切手が戻ってきますので、それを保管してあります。小さな袋に入る程度の量ですが、それをお持ちする予定です。
こんな些細なことでも、皆の力が集約すれば、何らかの経済的支援につながっていくんです。皆の力というのはすごいものです。
投稿者:高井貴容 更新日:2011年9月8日