セミナー報告「‘潜在意識’を活性化し、なりたい自分になる自己催眠法」を終えて
今回のセミナー講師は、日本催眠心理研究所の米倉一哉先生。日々、カウンセリングルームを訪れるクライアントさんと1対1で向き合っていらっしゃる先生です。
まずは、人の行動と心理について、いろんな事例を守秘義務に反しないよう、かつ主旨が伝わるようお話をして下さいました。
先生ご自身の例、ご自身が苦手な分野のこと、夢の解釈についてや、他の人の事例(なかなか言うことを聞いてくれない家族にどう接すれば、行動を変えてもらえるのか? )など。
今回のセミナーのメインテーマは、‘潜在意識’。
潜在意識は、そのひとの行動に大きな影響を与えます。
それを体験するため、糸の先に5円玉を結び付けて振り子を作り、米倉先生の誘導に従って、ずっと見つめ続けるということを参加者全員がやってみたのです。
私が持った5円玉は、お見事に誘導の言葉のとおりの動きをしたのでした。(ずっと前、似たようなことをしたことがあるのですが、その時はあまり反応しなかったのを覚えています。)
過去のこともあり、とっても驚きました。自分のリラックス度や集中度が以前と違っていたからなのか、その場の環境や、先生の誘導が素晴らしかったのか、全ての条件がそろったためか?・・・。
決して手を動かしたつもりはありません。
潜在意識のパワーがそうさせるのだから、これはすごいことです!!!
参加者の中には、あまり5円玉が動かなかったという方もいらっしゃいましたが、それはあまり気にすることはないと先生はおっしゃっていました。自分の潜在意識に向き合うという感覚を少しでも身につけられれば・・・。
催眠の3要素は、①心身弛緩(くつろぎ) ②受動的集中 ③暗示
なりたい自分をいかに自分自身の潜在意識にインプットできるか、↑これがポイントですね。
この時、潜在意識に直接働きかけるのは、コ・ト・バです。そのコ・ト・バの用い方についても先生からアドバイスがありました。
「自己催眠」というと特別なことにように思われますが、いわゆる「アファーメーション」とか、昔からいう「精神統一」のようなものともいえますね。
<米倉先生にいただいたプリントより抜粋>
潜在意識に影響を与えてその人の思考・生理・行動を支配する力を「暗示」というのです。この原理を利用して性格を改善したり、能力を開発したり、悪い癖を直したり、病気を治したりするのが「催眠療法」です。 要するに、潜在意識を操作する最も手近で有効な方法・技術が「催眠法」です。 この「催眠法」による自己統御の技術を習得したものが人生の勝利者となるのです。私たちの健康も幸福も繁栄もここから生まれてきています。 古来、聖人賢哲・英雄・豪傑と言われる人、偉大なる学者や実業家は皆その技術を知っていたものと思われます。もちろん、それは「催眠」とは意識しなかったかもしれませんが、いわゆる精神統一の名のもとに「精神一到、何事か成らざらん」の信念で生き抜いてきたのです。
弊社の社名の一部である「ウェルネス」には、‘その人の可能性を最大限に追求すること=最高の自分になること’という意味合いがあります。自分の持っている力を余すところなく出し切りましょう!
潜在能力を引き出すために、潜在意識を活性化できる「自己催眠法」を有効に使っていきたいものです。
投稿者:高井貴容 更新日:2011年9月14日