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報告 映画『田辺鶴瑛の「介護講談」』&お茶会

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先日、講談師・田辺鶴瑛(かくえい)さんをお招きし、映画『田辺鶴瑛の「介護講談」』の上映とお茶会を開催しました。
(映画の構成:介護講談+実際の介護風景)

<「講談」とは> 寄席演芸のひとつ。話術を中心にした日本の伝統芸能です。座して、前に置いた釈台を張り扇などで打ちながら軍談・武勇伝・世話物(義理・人情・恋愛や種々の葛藤)などを、調子をつけて語る話芸。

開場時間となり、はかま姿で登場した鶴瑛さん、恰好よかったですねぇ~。
髪は、オレンジ×ホワイト。美輪さんに匹敵するほどの輝きオーラ髪。
心の中まで差し込むような明るさ!そういうものを鶴瑛さんは、大切にされているんだな~と、感じました。

18歳で実のお母様を介護され、その後、義理のお母様、お父様と介護をされたので、心労・苦悩・体力消耗は、かなりのものだったはずです。事実を受け入れ、深刻にならず、工夫を重ね介護する側の負担にならないようなケアを展開されていく様子、こんな介護の仕方があったんだと驚かされます。鶴瑛さんがお手本を見せてくれたおかげで、これから看取り・介護を経験していく私たちの心の負担が既に減りました。
(心も)備えあれば憂いなし!
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上映会・お茶会には、30~60代の13名程の方に参加いただきました。
介護中、鶴瑛さんの体にどんな異変が起きて、どんな風に克服していかれたか等、講談や映像には表現されていなかったお話をいただくと共に、参加者さん一人ひとりに、鶴瑛さんより温かいコメントをいただきました。

幸せの三条件とは━
1.祈り
2.声を出すこと
3.体を動かすこと  と教わりました。

最後に鶴瑛さんが、「相談できるところがあるといいよね~。」と言われたのが印象的でした。
そうですね。自分だけ、家族だけで背負い込まず、話を聞いてもらうこと・アドバイス・サポートしてもらうことで、介護の心労や体力の負担が減りますよね。

今回、国際ヒーリング看護協会の中ルミ理事長にもご参加いただき、訪問看護などのお話を伺いました。

ありがとうございました。

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【皆さんのアンケートより (一部)】
●認知症で、人それぞれに色々な症状が出ると聞いてもいたし、見たこともありました。その時、どのような態度をとるとお互いに辛くなるのかとても参考になりました。

●私も、看護・介護現場で認知症の方に携ってますが、長い時間、関わりを経て変化していくことがあるな~と感じます。

●馬の被り物の場面は、唯一じいちゃんだけがまともに見えて面白かった。とても不思議だった。ドキュメンタリーとしてではなく、映画として面白かったし、いろいろと自分のことを思い出したりした。介護講談ももっと聴いてみたいし、銀治さん(娘さん)目線の話も聞いてみたいです。介護は暗くて隠すことではなく、もっとオープンに話せる場が増えるといいです。

●介護をこうやって楽しむなんて考えたことがなかったので、今回この映画をみることができてよかった。介護をポジティブに受け止めることができたらお互い幸せだと思う。

●鶴瑛さんから生きる智恵をいただきました。どんな環境においても楽しむことが大切と教えていただきました。自責の年を持って介護をされている方、多いと思う。どんな自分の感情も受け入れていくことで相手を受け入れていく器ができる。最後に介護に付き合ったおじいさんに感謝と言われたことが素晴らしいと思いました。ありがとうございました。

●死とどう向き合うことができるか、新しい試みになっていくと思います。これから超高齢化社会を迎えるにあたり、最後をどう迎えるか、誰もが通る道。ひとりひとりが決めていくことが必要になっていくと思います。死を見つめるとは、生を見つめること。死への不安、恐れが無く生きられるヒントがここにたくさんあるかと思います。

●これから介護が始まる予定なので不安でしたが、少し気が楽になってきました。

●楽しむこと、正直になること、が大切だと思いました。

●介護はお互いに我慢してやるものではないなと思います。深刻になりがちなことも笑いに、最後は感謝で見送れるというのは、素晴らしいなと思います。鶴瑛さんの人の痛みを受け入れる慈しみに感動しました。ありがとうございました。

●眠くなるスキはありませんでした。面白いドキュメンタリーを見ているような講談でした。高齢者マンションに入居している母が、今年2月から急に認知症の状態が進んで、どのように対処してよいか今もわかりませんが、この映画からヒントをいただけたように思います。中さん(国際ヒーリング看護協会)のお話も自分の今後を考えますと、とても有り難く伺うことができました。今日は、本当に勉強になりました。ありがとうございました。

【この映画を人に勧めたいと思う理由 (アンケート)より】 
・介護のイメージが変わるから
・こういう看取りもあるんだと思っていけるから
・誰もが経験することだから
・介護のことで家族仲が悪くなっている方がいるので
・介護について面白い視点だと思いました
・介護をやっている人の苦痛がやわらぐのではないか
・介護に関わっている人に役立つ、そして面白い

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※映画『田辺鶴瑛の「介護講談」』は、各地で自主上映されています。
ぜひ、ご覧になってください。

上映日程 http://kaigo-kodan-movie.net/

投稿者:高井貴容  更新日:2018年5月14日

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