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うしの年に『十牛図』を思う





















2021年は「うし年」にあたりますね。
そこで連想したのが、禅の『十牛図(じゅうぎゅうず)』 

『十牛図(じゅうぎゅうず)』とは
悟りに至る10の段階を10枚の絵と詩で表したもので、「真の自己」が牛の姿。
逃げ出した牛を探し求める牧人の様子が、段階的に描かれています。
俗世間の生活の中で自分を見失い、ほんとうの自分を探しに旅に出る物語です。
「禅」において悟りとは、本来の自分を取り戻すことだそうです。
※作者は、中国北宋時代の臨済宗楊岐派の禅僧・廓庵(かくあん)

※「真の自己」が牛の姿で表されるのは、インド以来の聖牛という考え方と、
農耕民族としての中国人には牛が実際生活の支えであったためだと考えられています。
第一図:牛を尋ね探す「尋牛(じんぎゅう)」
第二図:牛の足跡を見つける「見跡(けんぜき/けんせき)」
第三図:牛を見つける「見牛(けんぎゅう)」
第四図:牛を捕まえる「得牛(とくぎゅう)」
第五図:牛を飼いならす「牧牛(ぼくぎゅう)」
第六図:牛に乗って家に帰る「騎牛帰家(きぎゅうきけ)」
第七図:あるがままに生きる「忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん/ぼうぎゅうそんにん)」
第八図:空白となる「人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう/にんぎゅうぐぼう)」
第九図:本源に還る「返本還源(へんぽんかんげん/へんぽんげんげん)」
第十図:人の世に生きる「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」





















最後の第十図━
悟りを開いたとしても、そこに留まるのではなく、
再び世俗の世界に入り、人々に安らぎを与え悟りへ導く必要があると示した図。

町の中に入った牧人は、笑みを浮かべて何かを童子に与えています。
童子は迷える人を表しており、牧人は迷える人(他者)を救う人になったのです。

参照
https://biz.trans-suite.jp/27101#i-9
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コロナ禍を引きずる形で2021年を迎え、
社会の様式、仕事、ライフスタイル等が変化してきていますね。

これから、自分はどう生きていくのか?
どう社会と関わっていくのか?
仕事で、どんな取り組み方をしていくのか?
自分は今、『十牛図』のどの図に当たるのか?
何を目指すのか?

今年の抱負が定まらない方もいらっしゃるかもしれませんね。

自分軸がぶれることなく、焦らず一歩一歩進んでいきたいですね。

投稿者:高井貴容  更新日:2021年1月8日

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