ドクダミ仕事
日本三大薬草のひとつ「ドクダミ」、これを使わない手はないですね。
関東では、5月ごろから白い花を咲かせます。
強い臭気、旺盛な繁殖力で、嫌われ者になってしまうこともありますが、よくよく見るとかわいらしいのです。
ハート型の葉に、白い花。総苞片4枚が花びらに見えますが、その中央にすくっと立ってる部分がお花。(白いがくに黄色い花穂)
総苞片がたくさんの八重のドクダミもあります。
ドクダミは、私たちにいろいろんな恩恵をもたらしてくれます。
‘解毒力’が強い ことで有名ですが、その他、毛細血管を丈夫にしてくれるフラボノイドが多く含まれていますので、血管の老化防止に役立ちます。
※内服は、体質に合わない場合もありますので、気を付けて。
さて、この度‘外用’目的で、「ドクダミの蒸留水」と「ドクダミのチンキ」を作ってみました。
●ドクダミの蒸留水 市販ローズウォーターのドクダミ版です。
ドクダミを蒸した水蒸気を集めた「蒸留水」です。
これは、お肌になかなかよいのですよ。
今回は、生のドクダミと乾燥のドクダミの両方をやってみました。
両方とも無色透明。香りが少し異なります。
生の蒸留したては、ドクダミ特有のニオイが残りますが、日に日にマイルドになってきます。
乾燥させた方は、初めから甘い香りです。
●ドクダミチンキ ドクダミをアルコールに浸けて、1ヶ月程するとエキスを取り出します。
今回は、35度の焼酎に浸けました。ドクダミ酒として飲めます。
肌に使うときは、精製水で薄めることが多いです。
【参照】ドクダミのチンキ
https://lovegreen.net/flower/p94652/
★ドクダミ蒸留水、ドクダミチンキの用途 (殺菌力あり)
・化粧水 ・虫刺されやあせも等のかゆみ止め ・虫よけスプレー ・入浴剤 ・足湯 ・うがい薬
★今回は、ドクダミの葉を使いましたが、花は、特に美白効果が高いと言われています。
花も、採取したい今日この頃。
ドクダミ仕事は、まだまだ続く・・・。
★番外編
ドクダミは、内服するとすれば、ドクダミ茶かドクダミ酒が有名です。
ドクダミ酢というものも見たことがあります。
なんと、先月初めて「ドクダミすうぷ」なるものをいただきました。
ドクダミだけではなく、他の青菜もあわせたものですが、かすかにドクダミの味が。
※ドクダミは陰性といわれていますので、体質を踏まえて嗜んでください。
投稿者:高井貴容 更新日:2019年6月4日