映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』
「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」という映画をご存知でしょうか。
第一番が完成したのが1992年、そして今年2015年には第8番が完成しました。
映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』は、「“母なる星地球(ガイア)”は、それ自体が一つの大きな生命体であり、我々人類は、その大きな生命体の一部分として、他の全ての生命体と共に、今、ここに生かされている」という基本コンセプトとした映画で、毎回、大自然とともに生きる人々が登場します。
●第8番
私が第8番を観たのは、今年の5月。
自主上映がスタートする7月が待ちきれなくて、都心に住んでいながら、1時間も電車に乗って観に行きました。
第8番のテーマは、「樹━樹の精霊に出会う、樹の精霊の声を聴く、心に樹を植える」。
一番印象に残ったのは、ヴァイオリン製作者の仲澤宗幸さん。
海外のヴァイオリンの修理の依頼もあるそうです。ひとかけらの樹の破片をも無駄にせず、大切に復元されるという技術と思いは、職人さんならではですね。
奥様の仲澤きみ子さんは、ヴァイオリニスト。明治神宮での奉納演奏の風景は、感動的でした。
私はいつも明治神宮で乗り換えて通勤しています。こんな神聖な場所を毎日通っていることをすっかり忘れていました。
映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』の美しい映像をさらに引き立てるのは、バックミュージックです。第8番には、懐かしいリラ自然音楽が流れてきて、これまたびっくり。私がかつて歌を歌ったり聴きに行っていたその音楽なのでした。
↓
はるかな木よ
http://lyra-voice.jp/products/cds/cd-harukanakiyo.html
●第1番
先日、見落としていた第一番をやっと観ることができました。(第2番から第8番までは観ました。)
あらかじめ、あらすじを読み楽しみにしていたのは、アイルランドの歌姫エンヤさん。
どんな環境の中で、あのすばらしい音楽・歌が出来上がったのか、興味がありました。
そこには、自然のすべての現象に神が宿ると信じた古代ケルト民族の宇宙観が宿っていることを知りました。日本の神道に通じるものがありますね。
エンヤさんの澄んだ瞳と、深くブルーがかった(?)黒髪に魅せられました。
映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』は、第7番までで、延べ240万人の観客を動員したそうです。
今では、最新作の第8番も、各地で上映されるようになりました。
http://gaiasymphony.com/
ガイアの美しい自然と、自然とともに生きる人々の精神性に触れると、小さな自分を忘れ、心が洗われる思いがします。
投稿者:高井貴容 更新日:2015年9月26日