講座報告「Dr.邵輝(ショウキ)による東洋医学講座」
10月に引き続き、11月も東洋医学講座を開催いたしました。
今回の講師は、邵輝(ショウキ)先生。
西洋医学にも東洋医学にも精通していらっしゃり、本拠地は大阪ではありますが、幅広くご活躍です。
●前半は、東洋医学の基礎知識。
まずは、「氣」のお話から。 邵輝(ショウキ)先生は、月に1度、岐阜県にある船戸クリニックさんにて漢方相談を担当していらっしゃるとのこと。 船戸クリニックさんは、ホスピスの役割もされており、がんの患者さんの氣功ツアーなども実施しています。 私の実家は岐阜県で、新聞などで報道されたのを拝見したことがあります。 中にお邪魔したことがあり、クリニックというより皆が集うことのできる素敵な空間でもあります。 映画『つむぐ』でも知られるようになりました。
東洋医学では身体の観察をよくしますが、 「舌」や「爪の半月」について、その見方を教えていただきました。参加者の一部の方の「舌診」ものその場でしていただきました。
食べ物のお話もたくさん。
免疫力を高めるのに、粘膜を強くするといいとのこと。旬の食材では、特にカボチャ。
ホルモン供給に優れている食べ物は、特に動物の内臓系。
他には、魚の肝、タラコ、卵黄など。
中国では、食用アリ。日本ではイナゴや蜂の子、アナゴ、アワビなど。
ホルモンに働くものは、同時に脳の活性化にも良く、紫蘇、長芋、山椒の実など、和食の食材が非常に良いと言われていました。
ホルモンによいということは、つまりアンチエイジング素材であるということですね。
その他、添加物、経絡や下半身のツボ、睡眠、解毒、冷え、笑いについて、具体的にわかりやすくお話しいただいた上、皆で立ち上がり、実践もしました。
●後半は、邵輝(ショウキ)先生が開発された「タンポポ茶ショウキT-1」 「松康泉」 「天中田七」等のお話。
薬用植物研究家でもあられる邵輝(ショウキ)先生は、これらの漢方サプリメントを開発するにあたり、日本で栽培できる場所はないかと、方々、試して見られたようですが、なかなか難しかったようです。
「タンポポ茶ショウキT-1」は、広大な中国で栽培。1パック100mlの中には、タンポポの葉が1キロ以上使われています。ハーブティーで飲用する乾燥したタンポポとは比較できないほどの有効成分が含まれています。
子宝を望む人に良し、アトピーの人に良し、目の病の方に良し、アンチエイジングに良し・・・。
「松康泉」に使われている松は、シベリアのもの。
蛇足ではありますが、数年前に出版されてロングセラーとなっている書籍『アナスタシア』の中に出てくる「シベリア杉」は、マツ科です。
「天中田七」は、中国の雲南省でしか育たないそうです。
田七人参という名で商品化されているものは多くあれど、「天中田七」は、醗酵濃縮法という製法で作られているため、一般的なものよりその効き目にダントツの差がみられます。
ちなみに、弊社でもお世話になっている口腔外科医の齋藤道雄先生は、歯茎の止血にこの「天中田七」を使われており、多くの症例を学会発表されています。
参加者の方からご質問がありましたが、高麗人参は、高血圧の方には向かないとのことでした。
盛りだくさんの内容のお話でした。
邵輝(ショウキ)先生のことは、書籍やお写真を拝見して以前より慕っておりましたが、実際お会いして益々その思いが強くなりました。
博識で、お顔のつやがよく、にこやかな邵輝(ショウキ)先生とお話できて、大満足な1日でした!
投稿者:高井貴容 更新日:2016年11月30日