映画『happy』
映画『happy』を観てきました。
GNH(国民総幸福量)で話題のブータンなど世界5大陸16か国を巡り、心理学者や脳医学者と「幸せになる方程式」を明らかにするドキュメンタリー映画。ポームページには、そう説明がありました。
映画には、世界の各地で、様々な人生を送っている人が映し出されました。
ほんの少し紹介します。
・ 過酷な天候の中、車引きの仕事をしている男性、テントのような家で暮らしているが、帰宅した時に迎えてくれる息子の喜ぶ顔を見ると、幸福なのだという。
・ サーフィンが大好きで、自然と調和して生きるのが自分の幸福だと言いきる男性。娘は、経済学者になりたいと言っている。子供には、何にでもチャレンジしなさいと教えているという。
・ 離婚をして子供2人を抱え途方に暮れている時に見つけた共同アパート、そこでの暮らしが自分の支えになっているという女性。
日本の風景として映し出されたのは、満員電車に乗り込み、居眠りをしている人々、そしてご主人を過労死で亡くし、幼い子と暮らす奥さん。
先進国の中でもGNH(国民総幸福量)が最も低いと言われている日本の悲しい実情が映し出されました。
私がもし、‘幸福とはどんな状態?’と聞かれれば、‘心が満たされている状態’と答えたと思います。
映画の中で、幸福のキーワードとして印象に残ったのが、 ‘心が安定している’‘ぶれない’ という言葉でした。確かに !
‘幸せになる方程式は、人それぞれ違います。’と映画の中では語られていましたが、方程式という言葉が、私には若干固く感じられました。置き換えるとすれば、‘幸せの形は、人それぞれ違います。’なんだと思いますが・・・。
日本のGNH(国民総幸福量)は低いと言われながらも、多くの人々が自分の人生を歩むために、心を満たすために、いろんな生き方を選択しているように思います。
ひところより、そういう人が少しずつ増えてきているのではないでしょうか。
大企業の重要ポジションに就きながらも、その立場を捨て新しい道を歩む人々、コツコツと自らのメッセージを発信し続ける人たち・・・。
きっと、近い未来、日本のGNH(国民総幸福量)は上昇していくのではないかと思っています。
自分だけの幸福を追求するのではなく、是非 ‘WIN WIN’(自分も幸福、周りも幸福) を目指したいものです。
弊社の社名の一部である「ウェルネス」には‘その人の可能性を最大限に追求する’という意味も含まれています。また、理念である「個人・社会・地球環境のウェルネスの実現」は、弊社が理想とする幸福の形なのだと自分自身、改めて感じました。そして、それを願いつつ日々業務に携わっている現状が幸福なんですよね。
映画のホームページの中に、書籍を紹介するページがあります。映画上映のない地域の人も、映画を観て更に深めたい人も、参考にできそうです。
http://www.happyrevolution.net/std
投稿者:高井貴容 更新日:2013年2月13日