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2012年がスタートし1週間がたちました。皆さんは、どんなお正月を過ごされ、どんなスタートを切られましたか?

さて、本日は、今年になって私が初めて読んだ本をご紹介します。
それは、 『お坊さんが教える こころが整う掃除の本』。妹の読みかけの本でしたが、ちょっと拝借しました。

読み終わった心境 ⇒ 心が洗われる思いがしました。

本書には、具体的な掃除の仕方、洗濯の仕方、あると便利な道具、心と身体の掃除に至るまで、実に丁寧に簡潔に書かれています。

曹洞宗の修行道場では、言葉を発してはいけない3つの場所を三黙道場と言うそうです。厳しいですねえ~。
 三黙道場    ⇒ 僧堂(座禅・食事・睡眠を行う場所)、浴司(よくす 風呂)、東司(とうす 手洗い)
この三黙道場に共通するものは、イノチの基本である「水」です。そのイノチの基本が住まいの中で循環する場所が、「食堂」「お風呂」「手洗い」。水が身体に入り、循環し、出て行って、また自然に還っていく。そういうイノチの流れを意識するきっかけになる場所だからこそ、とりわけきれいにし、修行するのだそうです。
禅寺では、食事が終わったら器にお湯を注いで清め、そのお湯を飲み終える頃には食器はきれいになっているので、布巾で水気を拭き取り、食器洗いをしないとのこと。ECOですねえ。

永平寺の修行僧は、手洗いでスリッパを履くのではなく、脱ぐそうです。そのくらい、きれいにするということですね。さすが、極めてます !

以前、テレビに出ていたタレントさんが「母から、水周りはいつもきれいにしていなさい!と言われて育ちました。」と言っていたのが今でも印象に残っています。仏教の教えが、根底にあったのかもしれません。

本書の中には、道元禅師の教えも紹介されています。その一つが、なんと、歯磨きの作法について。短い詩偈(しげ)を唱えてから、歯の上や裏を磨くがごとくとぎ洗うべし ! 歯の間、よくかきそろえ、清く洗ふべし ! しこうしてのち、舌をこそぐへし !

日々の暮らしの一挙一動が、こころをつくっていくからこそ、細かな教えがあるのでしょう。

単純なもので、本を読み終わり、さっそく、流しと洗面所とトイレとお風呂の掃除にとりかかりました。
今まで、何冊か掃除本を読んだことがありますが、こんなにスピーディーに実行したことはありませんでした。
今年は、いつも後回しになっている掃除がはかどりそうな予感がしています !
著者は、浄土真宗の松本圭介僧侶
             ↓
煩悩を掃き清めるように、ちりをのぞく。 執着をそぎ落とすように、汚れを磨く━。 シンプルな暮らしと、自分を見つめる時間。その中で一瞬一瞬を丁寧に生きること。 それは、われわれ僧侶のみならず、忙しい今を生きるすべての人に必要なことかもしれません。 
松本僧侶は、お寺カフェ「神谷町オープンテラス」を運営している若いユニークなお坊さん。一度行ってみたいものです。

投稿者:高井貴容  更新日:2012年1月9日

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